色々苦しいこともありましたが、僕はナイトワークに携わって良かったことの方が多かったと思っています。
実際に当時のことを思い出すと、とにかくやりがいのある仕事でした。
この記事では、僕が現役で働いていたときに感じたやりがいを紹介します。
ホストのやりがいはなんと言ってもお給料!
ホストをやっている時分は、仕事にやりがいを感じることが結構たくさんありました。
当時は自分でも気づいていませんでしたが、結構ホストという仕事が好きだったのかもしれません。
でも実際問題として、ホストはわかりやすくやりがいを感じることが多い仕事だと思います。
たえば初めて指名をもらえたときは、自分でも驚くほどテンションが上がりました。
他にも、自分の接客で太客がついて、毎回指名をもらえるようになったときや、高いボトルを入れてもらえたとき、誕生日などのイベント時に見栄えのする売上が立ったときもやりがいを感じました。
でも一番やりがいを感じるのは、その売上に合わせて伸びていく自分のお給料を見たときでした。
こういう表現をすると、「結局金か…」という人もいます。
しかしホストにとっての実力は売上で、売上を上げればお給料が増えるのです。
そしてお客さんが楽しんでくれていなければ、売上は絶対に上がりません。
つまり稼げないホストは、お客さんを喜ばせていないということなんです。
ですので、お給料はホストにとって最大のモチベーションになります。
結果が分かりやすいから競争自体が好きな人にもホストはおすすめ
このように、ホストの実力は全て、お給料という「数値」に現れます。
また個人が上げた売上額は、毎日お店のホスト全員に共有されるので、「今現在店内のNo.1は誰なのか」が丸わかりです。
プライベートでは仲のいい友人だったとしても、仕事中は競い合うライバルです。
その友人同士が比較された場合、「さすが俺の友人はすごい」となることはあまりありません。
むしろ「対等な友人だからこそ負けてはいられない」とより激しく競い合う人の方が多かったです。
本当に売れているホストは、みんな負けん気が強く、粘り強い性格の人が多いと思います。
元々ナイトワークは競争の厳しい業界です。
店舗同士でも集客で競争していますし、当然店内ではみんなが売上を競っています。
特にホストはその傾向が顕著です。
ですので、「自分の限界がどれほどのものなのか知りたい」という人や、「売上だけは誰にも負けたくない」という強いハートを持てる人はホストに向いていると思います。
また競争そのものが好きな人も向いていると思います。
僕が現役でホストクラブで働いていたときのNo.1の先輩に、「売上額がゲームのスコアみたいに見えてきて誰よりも高得点を取って維持し続けていたくなる」と語っている人がいました。
チームの一人としてお店全体に貢献できることがボーイの良さ
ホストはどちらかというと、自分1人の力でどこまで戦えるかが重要な仕事です。
それに対し、キャバクラのボーイはみんなで一致団結して、どこまでお店の売上を最大化させられるかが勝負の仕事といえます。
ボーイが担当する仕事は本当に多いです。
店舗運営に関わる全ての業務に関わることになります。
掃除や発注、お使いといった雑用仕事にメンタルサポートを含むキャバ嬢の管理、店舗の売上管理やイベントなどの企画立案から実行まで、キャバクラにある仕事でボーイが関わっていない業務はありません。
お客さんに気に入られているボーイの中には、キャバ嬢の代わりにテーブルについて、お客さんの接客をすることまであります。
これだけ仕事量を、たった1人でこなすことは絶対にできません。
ですのでボーイの働き方は、チームで協力することが基本なのです。
ホストのように、自分1人で売上を追求し続ける仕事とは、根本から違います。
実際にキャバクラで働いているときは、みんなでキャストやお店を支えるというスタイルがかなり楽しかったことを覚えています。
信用という大きな報酬・結果の芽が出ることを待てる人はボーイがおすすめ
このように、ボーイはみんなで協力し合いながら働くことが大事な職業なので、単純なお金ではなく、お互いの連帯感、上司やキャストからの信用が物をいう仕事です。
一般的な仕事に比べれば、昇格昇級が早い職業といえますが、ホストほど爆発的に収入が増えることはありません。
仕事を通して周囲のスタッフからの信頼を集め、それが認められることによって出世するというイメージです。
コツコツ努力して、少しずつ成長していくことが好きな人に、とても向いている職業といえます。
また、ボーイはある程度の年齢で引退することになるホストとは違い、長く活躍することができる職業です。
さらにお店を辞めてしまったとしても、店長にまで上り詰めたボーイや、グループの幹部クラスにまで出世したボーイは、かなり資金を溜め込んでいることが多く、独立して自分のお店を持つこともできます。
その気になれば、ボーイは死ぬまで稼ぎ続けられるロングライフな仕事です。