なろうと思えば誰でもなれるのが、ボーイとホストという職業です。
しかも、どちらも自分の身一つで始められる上に、素質のある人なら一攫千金を狙えます。
まさに人生を変えることができる職業です。
しかし、素質のない人が手を出してしまうと、体を壊してしまうことや、心を病むこともあります。
中には大きな借金を背負ってしまい、どこかに夜逃げしてしまう人もいます。
僕が現役でナイトワークをしていたときには、色々な人を見ました。
そこで感じたことは、ナイトワークで成功するためには、ナイトワーク向きの素質を持ち合わせていないければいけないということです。
この記事では、ボーイとホストとして仕事をするための適性や、向いている人の特徴を紹介します。
ハードなナイトワークを乗り越えるための共通した適性とは
ナイトワークの世界に飛び込むことは簡単ですが、それなりに長く続けようと思うと、ある程度適性が必要になります。
これはナイトワーク全般にいえることですが、とにかく仕事がきつく、体が弱い人や体力のない人はまず長続きしません。
僕が実際に働いていたときも、体調不良で辞めていく人はかなり多かったです。
また最近は昔ほどではありませんが、ナイトワークは基本的に「超」がつく縦社会です。
上司や先輩の言葉は絶対です。
中には、意見することさえできない程厳しいお店もあります。
体育会系も真っ青なブラックな世界です。
そうした理不尽に耐え続ける、強固な精神力も必要な要素です。
スルー力が高い人も向いていると思います。
そして絶対に外せないのがお酒の強さです。
ナイトワークで稼ごうと思ったら、お酒を飲めなければ話になりません。
最近は飲めなくても大丈夫というお店も増えてきましたが、全く飲まなくてもいいわけではありません。
ある程度まとまった売上をつくりたければ、お酒を飲むことを避けて通ることはできないからです。
またホスピタリティが高く、サービス精神旺盛な人はナイトワーク全般に向いています。
ナイトワークにはボーイやホスト以外にも様々な業種がありますが、その本質は接客業だからです。
たとえ同期がお金目当てであったとしても、「お客さんには料金分以上に楽しんでいって欲しい」、「ストレスを解消できるくらいに楽しく盛り上がって欲しい」という気持ちがあれば、周囲から高い評価を得ることができ、どんどん出世していきます。
ボーイに必要な適性、向いている人は?
まずボーイに必要な適正は、高いコミュニケーション能力です。
ボーイの仕事は山ほどありますが、その全てに会話がやコミュニケーションがついて回ります。
キャストの女の子をやる気にさせて、同僚とスムーズに連携を取り、上司にお店を盛り上げる提案をしていかなければいけません。
どれだけ高いポテンシャルを秘めていても、コミュニケーション能力が足りていなければ、何も活かすことはできないでしょう。
また頭の回転が速い人や、要領がいい人もボーイ向きです。
営業中のキャバクラはかなり忙しく、しっかりとものを考えながら仕事をすることができない人は、そのスピード感についていくことはできませんし、結果を出すこともできません。
また要領が悪い人は、上手く立ち回ることができないので、ちょっとしたきっかけで店内での立ち位置を失うこともあります。
ホストに必要な適性、向いている人は?
ホストとして成功している人は、自分の個性を生かした営業スタイルを必ず持っています。
ですので客観的に自己分析ができ、かつ自分の強みをアピールすることが得意な人はホストに向いているといっていいでしょう。
また強烈な目的意識を持っている人も、成功しやすいように思います。
目的意識の内容はなんでもいいです。
「とにかくモテたい!」とか「億万長者になってやる!」でもいいですし、「ホストとして天下を取る!」でも問題ありません。
ホストとして働くにあたって、常に高いモチベーションを維持できる人がホスト向きな人ということです。
またホストはあくまでも接客業です。
だから時間や約束を守れない人が売上を上げることはありません。
僕が知る限りでは、いいかげんな人が稼いでいるところを見たことはないです。
また、一定以上のコミュニケーション能力がある上にルックスもいいのに、なぜか全くお客さんがつかないホストもいます。
そういう人のほとんどは、ある種人間嫌いなところがあるように感じました。
どんな営業ステイルであっても、ホストは接客業なので、無意識的にでも人との関わり合いを嫌っている人はあまり稼げていないことが多いです。
向いてそうならチャレンジ!ボーイもホストも未経験大歓迎!
このように、ボーイやホストにも、向き不向きがあるということがわかってもらえたのではないかと思います。
この記事を読んで、「もしかしたら自分は向いているんじゃないか?」と思った人は、ナイトワークの世界に飛び込んでみてください。
夜の世界の水がバチっとハマるかもしれません。
また「もしかしたら向いていないかもしれないけど自分を変えたい!」、「挑戦したい!」という気持ちになった人も応募して見てください。
人間は、体質的なことでさえなければ、努力して自分を変えることができます。
強い目的意識を持って飛び込めば、今まで思いつきもしなかった新しい道が開けるかもしれません。